防水型無線温度計
防水型無線温度計SK-270WP-B指示計のみです。
センサは付属しませんので、用途に応じたオプションセンサを選定してください。
商品詳細
お知らせ
製品の無線出力を受信し、パソコンのEXCELへ測定値を自動入力する「USB受信ユニット SK-BTU1-R」をオプションに追加しました。
本機器を使用すると、専用ソフトをパソコンにインストールしなくてもデータ受信が可能です。
製品に関する詳細は こちら よりご確認ください。
特長
■ 「SK-270WP-B」は無線通信で離れた場所から測定値の確認が可能な、ロガー機能付き防水型無線温度計です。
■ 無線通信機能
無線通信(Bluetooth)を使用して、記録中の測定値、または本体に記録済みのデータをパソコンへ無線で送信します。
パソコン1台で、複数台の本体から測定値の受信が可能です。
通信距離は、遮蔽物のない見通しの良い直線で約30mです。
■ ロガー機能
測定値を本体に記録します。
記録したデータは専用ソフトウェアでパソコンへ収集が可能です。
また、記録方式は測定用途に合わせて連続・手動の切り替えができます。
●連続記録
・設定した記録間隔(1秒、2秒、5秒、10秒、15秒、30秒、1分の7通り)で測定データを本体に記録。
・また、無線機能を ON にすると、記録間隔のタイミングで測定データをパソコンへ送信。
・最大で32,000データの記録が可能。
●手動記録
・キーを押したタイミングで測定データを本体に記録。また、無線機能を ON にすると、キーを押したタイミングで測定データをパソコンへ送信。
・最大で8,000データの記録が可能。
■ 測定No.設定
本体に測定No.の設定が可能です。(No.1~No.20まで)
測定対象物に合わせて測定No.の変更や、複数台使用した場合の本体の識別などに活用できます。
■ 専用ソフトウェア
本体の各設定、および本体から無線で送信したデータを表示します。
受信したデータは、表計算ソフトに読み込み可能な CSV 形式で保存できます。
■ シリアルナンバー表示機能、校正年月表示機能 ※実用新案取得済み
食品検査時の異物混入防止のため、指示計へのシール貼付はありません。
機器固有のシリアルナンバー、弊社でトレーサビリティ校正を実施した年月を内部に記憶しており、キー操作で表示できます。
現場での履歴管理が容易になります。
(※校正年月の表示は、弊社でトレーサビリティ校正を実施した機器のみが対象です。お客様での校正年月の入力はできません。)
表示例:
■ 防水性・耐熱・耐衝撃・アルコール耐性の高い本体
指示計ケースはポリカーボネート樹脂を採用。従来のABS樹脂と比較して耐熱・耐衝撃・アルコールの耐性に優れています。
また指示計はJIS C 0920 IP67に準拠した高い防水性能のため、流水での丸洗い(センサ接続時)、アルコールでの拭き取り清掃が可能です。
(※表示部、キースイッチ部はPET樹脂を使用しています)
■ ゴミが付着しやすい溝と穴を極力作らない、表示が見やすく堅牢なボディー
本体側面の保護ラバーで落下による破損の軽減化、表示部背面に傾斜をつけることで台に置いた場合の視認性向上を図っています。
■ オプションセンサ
様々な測定対象物に対応できるオプションセンサをご用意しました。
・食品衛生法で定める規格に適合した材質を使用
・シール貼付をなくして異物混入を防止(S270WP-21、S270WP-31、S270WP-41センサ以外)
センサシリアルナンバーを握り手部に刻印することで、シール剥がれによる異物混入のリスクを抑えます。
また、刻印は水洗いやアルコールで拭いても消えることはありません。
・指示計と各オプションセンサは完全互換
オプションセンサの詳細は下部の「関連製品・オプション」をご参照ください。
■ 各種校正に対応
ISOなどで要求される計測器管理のご要望にお応えするトレーサビリティ校正、JCSS校正が可能です。
(各校正は、指示計とセンサのセット校正です。)
説明
■ 専用ソフトウェア
専用ソフトウェアは、パソコン上で本体の各設定や、本体に記録したデータの回収などをおこなうデータコンバートソフトです。
回収したデータは、専用ソフトウェアにてCSV形式へデータ変換をおこなうことができます。
<専用ソフトウェアでできること>
●本体に記録条件、日時等の設定ができます。
●本体に記録したデータをダウンロード・消去できます。
●ダウンロードしたデータをCSV形式に変換できます。
●測定No.にMEMO(コメント)を付与することができます。
●本体の無線機能がONのとき、測定値をモニタリングできます。
製品に専用ソフトウェアは付属していません。
ご使用になる場合は、ソフトウェアダウンロードページ よりダウンロードをおこなってください。
■ 動作環境
CPU:2GHz以上の 32bitプロセッサ または 64bitプロセッサ
OS :Windows11、Windows10(64bit/32bit版)
サービスパック:最新のサービスパックをインストールしていること
メモリ :4Gバイト以上(32bit)、8Gバイト以上(64bit)
ハードディスク:4Gバイト以上の空き容量
その他 :Bluetooth4.2以上を有すること
※Bluetooth機能がないパソコンの場合、市販のBluetoothアダプタ(Ver4.2以上)を別途ご用意ください。
※「Microsoft」「Windows」は、米国Microsoft社の商標または登録商標です。
その他、本文中に使われている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
Bluetoothワードマークおよびロゴは、Bluetooh SIG,Inc.が所有する商標です。
■ メイン画面
●本体情報
本体の各情報(バッテリー残量、現在の測定値、本体に設定した測定No.、記録間隔、時刻)を表示します。
●記録設定
連続記録のための記録間隔および、測定No.を設定します。
記録間隔は1秒、2秒、5秒、10秒、15秒、30秒、1分の7通りの設定が可能です。
●時刻設定
本体に時刻を設定します。
●記録データ消去
本体に記録しているデータを消去します。
●測定No.設定
本体に測定No.を設定します。
測定No.は 1~20まで設定可能です。
●MEMO入力
本体に設定した測定No.に対応したMEMOが入力できます。
ソフトウェアにMEMOを登録することで、ダウンロードしたデータ情報に登録したMEMOが付与されます。
また、CSVファイルに保存した場合もMEMOが保存されます。
■ ダウンロード
本体に記録したデータをダウンロードします。
ダウンロードしたデータはソフトウェアに自動で保存されません。
必要なデータは必ずCSV形式保存をおこなってください。
■ CSV形式保存
ダウンロードしたデータをCSV形式で保存します。
保存したファイルは、表計算ソフトで開くと以下の情報を表示します。
データ情報:「測定No.およびMEMO」「保存データ数」「機器のシリアルNo.」「記録データ」
■ 測定値モニタリング
記録実行時、ソフトウェアに測定値を送信できます。
送信は自動記録、手動記録のどちらの記録方式でも可能です。
モニタリング画面では、測定値のほかに測定No.、MEMO、バッテリー残量、電波強度の情報を表示します。
また、複数台の本体を同時に表示することが可能です。
表示している本体情報をクリックすると、1台のみの拡大表示もおこなえます。
仕様
製品番号 | 8078-62 | |
製品名 | 防水型無線温度計 | |
型式 | SK-270WP-B(指示計のみ) | |
壁掛け用フック穴 | あり | |
表示範囲 |
-50.0~300.0°C ※測定範囲は、接続するセンサにより異なります。 |
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表示精度 |
±(0.1+1digit)°C -40.0~200.0°C ±0.5°C 上記以外 ※測定環境が0~40°Cの場合 |
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±(0.2+1digit)°C -40.0~200.0°C ±1.0°C 上記以外 ※測定環境が-10~0.1°C、40.1~60°Cの場合 |
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分解能 | 0.1°C | |
表示サンプリング | 約1秒 | |
防塵防水性 | JIS C 0920 IP67 に準拠 ※センサ接続時 | |
表示機能 |
シリアルナンバー表示、校正年月表示、オートパワーオフ、ローバッテリーマーク 通信マーク、各設定における設定値表示、測定No.、時計、記録(REC、記録量) |
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HACCP機能 | なし | |
無線規格 | Bluetooth 4.2 技適番号:201-190835 | |
通信距離 | 見通し約30m ※使用環境により通信距離は変わります | |
使用環境 | -10~60°C 80%rh以下(結露なきこと) | |
電源 | 単4形アルカリ電池 2本 | |
電池寿命 | 約1000時間(無線OFF時)記録間隔10秒、無線ON時は約900時間 | |
材質 | 本体 | PC(ポリカーボネート)樹脂 |
表示部・キースイッチ部 | PET樹脂 | |
寸法 | 指示計 | 約(W)70×(H)171×(D)40mm ※突起部含まず |
質量 | 指示計 | 約159g(電池含む) |
付属品 |
指示計ビニールカバー 1枚 ネックストラップ 1本 単4形アルカリ電池 2本 取扱説明書 1冊 |
※SK-270WP-Bは電波法適合製品です。日本国内専用で海外でのご使用はできません。
電波の通信状況は環境によって変動します。電波状況を確認したときに状態が良好でも通信を保証するものではありません。
周囲の環境等の変化により通信が失敗することがあります。